今日、久々にうっかり火傷をやっちゃいました
それも、セッション前にお客様にお茶を用意していて、自分の腕にお湯をぶちまけてしまって・・
左の手首の内側から肘辺りまで、みるみる真っ赤になって、じーーんとあの火傷特有の刺すような痛みが。
やばい!今からセッションなのに。と少し焦ったのですが
すぐ冷水で冷やして、カバンの中に入っていた、ラベンダーのレスキューブレンドのロールオンの
キャップをとって、オイルを大量に手のひらに出し、ベタベタに患部に塗りました。
その日はアロマのセッションではなかったので、手元に精油は1本もなかったのです。
もしラベンダーがあったら、即原液塗りですが。
濃度が3%程のブレンドなので、効果あるかなーと思いましたが
10分ほどすると、少し赤みが取れてセッションを始める頃にはヒリヒリもなくて
ほとんど皮膚はもとに戻っていました。
無事セッションを終える事ができよかったです^^
以前、トリートメントの研修中、昼食時間に天つゆを手にぶっ掛けてしまったことがあり
そのときも、ラベンダーブレンドのロールオンに助けられました。
温度が70〜80度くらいであったのも幸いだったのでしょうが、冷やしただけでは
ここまで急激に良くならなかったでしょう。
本当に、緊急のレスキューにはラベンダーです。(特に軽い火傷には)
ただ、皮膚の皮がむけてしまうくらいの重度の火傷には、決して試さずすぐお医者さまにかかってください。軽い火傷限定の使い方ですから。
今日とっさに塗ったラベンダーブレンドは、ヤングリビングのラベンダーロールオンのブレンドを真似て作ったものです。
ラベンダー、カモミール、アトラスシダーウッドがブレンドしてあります。
カモミールは消炎作用なら、ジャーマンの方がより効果的のようですが、香的にはローマンの方がよさそうです。
ジャーマンカモミールは原液で使用したことがありませんが、この精油もラベンダーより強力な抗炎症作用があるようです。
アトラスシダーウッドはケトンを含むので、10歳以下の子ども、妊婦は使用しない方がいい。との事ですから、万人向けブレンドにするには、カモミールとラベンダーだけでもいいのかもしれません。
ただ、この精油は循環器系や代謝系の刺激が強力でありながら、攻撃しすぎたり炎症を起こさないで長く作用を持続する精油なので、代謝UPやセルライト用のブレンドにするととてもいいみたいです。地味だけど注目の精油です。
↑私が最近参考にしている、「アドバンスト・アロマセラピー」 (カート・シュナウベルト著)からの情報です。
この本は、実際に精油を使用していて浮かんでくる、様々な疑問に答えてくれます。
専門書ではありますが、興味のあるところだけを読んでも価値があると思います。
例えば精油の毒性については、ケトンを含む精油は一からげに使用禁止。ということではなく、ケトン含有でも高〜低までに分類されたコメントがあったり(どんな対象がどの程度気をつければいいか)、一日どれくらいMAX精油を使っても大丈夫か、飲用で気をつけるべきことは何か・・など既にある知識の裏付けになり、大変参考になりました。
精油の毒性については、ロバートティスランド氏の「精油の安全性ガイド」1冊しか参考になるものがありませんでしたから、貴重な資料だとおもいます。(これもラットの致死量なので必ずしも人間に当てはまるものではないですし)
アロマセラピーでは、「自分の健康のために自ら責任を持つ」という考えがありますので、自己責任で使用する限り知っておくべきでしょう。
この本の著者カート・シュナウベルト氏が3月に来日されて、公演をするのでぜひ聞いてみたいなと
思っています。
詳細はフレグランスジャーナルのサイトでご覧ください。
この本のおかげで、精油の魅力に益々はまっているこのごろです。
精油って奥深い!
これの次にはまったのが、精油と皮膚常在菌について書かれたエッセイです。
その本のことはまたいつか紹介したいと思います。
皮膚常在菌のことも知るとおもしろいんだなぁ。