2017.09.23 Saturday
更年期の「最も大切な脱力期間の2年間」
いつもご訪問下さりありがとうございます。
自分にやさしくなれる自然療法サロンSeedsシィーズ セラピストしずです。
先日、久しぶりにわくわくしながら本を買いに行きました♪
以前からよく読んでいる、身がまま整体の主催者 片山洋次郎先生の新刊「女と骨盤」が発売に!
本をワクワクしながら買いに行くなんて、どれだけぶりでしょう。
「気功の学校」に通っていたころ、女性の骨盤の開閉は体やこころのリズムに直結している事を知り
骨盤の自然なリズムを生活全般から整える方法を月単位のリズムでみたり(アロマセラピーの学校のリズミカルボディセラピー🄬)
また、四季を通して一年のリズムでみたりすることに興味があって、数年探究してきました。
そして、更年期という女性にとって総仕上げの時期にさしかかり
今までとは違う自分の心身の変化に戸惑い、どのように付き合っていけばよいのか・・と思っていたところだったので
この本には、今のわたしが求めている答えがすべて書かれていて、大きな安心を得られました。
状態は同じでも、今なぜそうなっているのか、どの地点に自分がいるのかわかることで
心持は大きく変わってきますし、日々の過ごし方も違ってきます。
知ることは大きな助けになると思います。
骨盤矯正の事や、やる気の出ない時の過ごし方、骨盤のゆがみは調整すべきなのか・・
なども、片山先生らしいゆるやかな考えが示されていて、なんだかほっとする本でした。
例えば下腹の浮輪問題について(笑)
「骨盤周りに付く『浮輪のようなお肉』だけはある程度認めたいものです。冷えを防ぐメリットが実際にあります。
どうやっても取れない下腹の脂肪には存在理由がある。・・・」
そのほかにも、Q&A方式で、いろいろなお悩みに先生が説得力のある体の観察から、
あっけらかんと答えていらっしゃるのも愉しいです。
さて、更年期の時期には「約2年間お休みモードに入る時期」があるそうです。
50代のある時期に2年ほどの間、骨盤が大きくゆるんで体が脱力し、お休みモードになるのだそうです。
まるで産後の時期のような感じらしいです。
やる気が出なくて、頭はぼ〜っとして、集中力が無くなる・・などですが
骨盤が完全にゆるみ切って、からだをリセットする準備なのだそうです。
悪いことばかりではなく、テンションが上がりすぎないため大それた失敗はむしろ少なく
人間関係も平和になり、広く世の中を観ることができるので、今まで関心のなかったことに興味が湧いておもしろく感じたり
許せなかったこと、拒絶していた事や人にも寛容になったり、許せるようにもなったりするようです。
集中力もなくなるけど、執着心やこだわりが薄くなるというわけです。
骨盤がゆるみきれば、後は再生してより良い状態に引き締まっていきます。
一味もふた味も違うあたらしい自分に生まれ変わる準備期間です。
私もどうやらその期間に突入したらしく、この状態をどうにかしようとせず
ありのままの、今の状態をうけいれることにしました。
ただ、私には今までの生活の方が忙しすぎたようです。(それも、この状態になってから気づけたことです。)
本来の自分のリズムに戻ってきたようで
力を抜いて心地よくすごせるように自分に向き合う日々を送っています。
片山先生によると、女性は60代が一番安定しているそうです。これからの60代が楽しみです。
更年期に関わらず、女性の一生を通じての過ごし方の参考になる素晴らしい本です。
女性の骨盤を整体の現場で40年以上観てきた、片山先生の智慧の集大成ではないでしょうか?
ところどころに、簡単に自分でできる「身がまま整体法」も出ていて良いです。
電子書籍の「瞬間!つかれとり体操」も症状別に可愛いイラストで簡単な脱力体操がわかっておすすめですよ。
(^^♪気持ちもコリもほっとほどける。 やさしいセラピー専門店 ボディケアスペース Seeds(シィーズ)♪